スワップ金利とは

株には信用取引というものがありますが、外貨にも同様に一定の証拠金を専門の会社に預けて取引をうFXという仕組みがあります。2国間の通貨を売買し、その時々の為替レートの変化やスワップ金利という金利差に基づいて益を得ます。世界市場を相手にしているのでどの時間でも取引ができ、また、手数料の安さが魅力です。また、金利の低い国の通貨を払って金利の高い国の通貨を買うと、わずかですが金利差が生じます。これがスワップポイントとして利益になります。
円は金利がかなり低い通貨なので、円で外国通貨を買う場合はたいていはプラスのスワップポイントが発生します。とはいえ、逆の売り取引を行うとスワップはマイナスされます。一例として、手持ちの日本円を元手にアメリカの米ドルを買うとします。米ドルは円より金利の高い通貨なので、その差分がスワップ金利として発生するという仕組みです。
米ドルのスワップポイントは、現時点で約153円。一万米ドルを1日持った時の価格です。このスワップポイントを上手に活用すると、売買を重ねずとも持っているだけで毎日の利益になります。為替変動による利益に比べれば微々たるものですが、為替変動のようなリスクはなく毎日着実に貯まります。つまり、為替レートの変動が読めない人でも、スワップポイントだけを狙って年利15%程度の資金運用が可能になるのでする。運用利益を高めながら、危険度の低い投資ができるのです。

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スワップ金利の高い国の問題点

低金利通貨を売って高金利通貨を買うことが、スワップ金利を手に入れる基本です。片方の国の金利が変わると両国の金利差も変動しますので、必然的にスワップポイントも変動することになります。もしも日本の金利が上がれば日本と他の国との金利差は縮まりますので、日本円で外貨を買う場合のスワップポイントが下がります。そして今後ずっとFXでスワップ金利で利益を得るつもりでいても、金利の変化によって当初の予定どおりの安定収益は得られない可能性があります。
金利さえ高ければお得なのかというと、一概にそうはいいきれません。高金利通貨は買い手に都合がいい通貨というだけではなく、他の特長もあります。高金利通貨の国はカントリーリスクが他の国より高かったり、インフレ率が高い場合があります。インフレの激しい国は貨幣価値自体が下がりやすいので、必然的に円高になって差損がふくらむ危険が出てきます。
高金利通貨は取引額が少ない場合が多いので変動率が大きいことがあります。スワップでの利益を目的とするなら、為替の変動が少ない安定しているところを探します。スワップポイントは、確かに何もせずともお金の入る嬉しい仕組みですが、その内容や孕んでいる危険性については、入念に調べておきたいものです。また、スワップでお金を得るのは何のためなのか、まとまったお金がほしいのか、資産運用代わりなのかはきちんと考えてきましょう。

スワップに向く外貨

初めてのFX、コツコツとスワップで利益を得たい時に適した通貨は何種類かあります。取り扱われている通貨のペアは取引会社によって異なり、メジャーなものは米ドル、豪ドル、ポンド、ユーロなど。スイスフラン、韓国ウォンなどもあります。香港ドルやシンガポールドル、カナダドルなども扱われています。
少しでも高いスワップポイントを狙うなら、金利の高い通貨を選びます。毎日加算される額なので、1円2円の差も見逃せません。豪ドル、NZドルは高金利通貨なのでこの条件に合致します。ただ、変動幅の大きい通貨を買い込むと為替の差損が無視できないものになりかねないという危険が発生します。そして、このような通貨は市場の情報が少ないので情報が思うように入りません。
ある日突然の大変動に見舞われることのないよう注意が必要です。初心者が安心して手を出せそうな通貨は、やはり米ドルです。世界経済の中心にいる米ドルは情報が入手しやすいですし、市場が大きいので比較的安定しています。スワップポイントはといえば、高金利というほどではありませんがある程度は入ります。
米ドル、豪ドル、NZドルはある程度金利が高く、ある程度は情報量があるのでスワップ派の初心者に向いています。とはいえ米ドルだけを保有し続けるのではなく、他の国の貨幣も幾つかバランスよく保有しましょう。急な変動が起きても耐えられるよう、一国だけの外貨を持たずに複数の種類の外貨を保有しましょう。

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